ダイハツ ライズ 出荷停止
2023年5月19日、トヨタ自動車は、ダイハツ工業からOEM供給を受けている「ライズ」のハイブリッド車に関連し、UN-R135という衝突試験に不正があったため、販売・出荷を停止することを発表しました。
具体的には、電柱を模したポールを車両側面に衝突させる試験に関する認証手続きでの不正が判明したとのことです。
この不正行為が判明したのは、ダイハツが海外向け車両の側面衝突における不正行為を公表し、その後ダイハツが認証業務の社内総点検を行なっていた際に判明したものでした。
対象となる車両は、ライズ ハイブリッドで、その台数は5万6111台。
この出荷停止に伴い、トヨタは新規の注文を受け付けず、不正の原因調査や是正措置を行うようダイハツに要求しています。
ライズは2019年に発売され以来、ダイハツとトヨタの共同開発車として人気を博し、2022年の販売台数は8万台強に達しました。
しかし、今回の出荷停止はその勢いを大きく損なうことが予想されます。
ダイハツは再販の時期について未定とし、調査結果や国土交通省の対応を見極めながら対応を検討しています。自動車業界において、この不正行為は大きな衝撃を与えました。
ダイハツは再発防止策の実施や信頼回復のための取り組みが急務とされています。