安倍派の政治資金パーティー
自民党の宮沢博行防衛副大臣が、安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー券の売り上げ還流に関与していたことが、2023年12月13日に発覚しました。
宮沢氏は、この還流が政治資金収支報告書に記載されないよう指示を受けたことを認め、2020年から2022年までの期間に合計140万円の還流を受け取っていました。
派閥側からの指示について、宮沢氏は具体的な伝達者やタイミングについて不明としつつも、指示に従った経緯を説明しています。
「大丈夫かなとは思ったが、長年やっているんだったら適法なのかなと(思った)」と述べ、指示に従った経緯を述べました。さらに、派閥側が口外しないよう圧力をかけていたことも明らかにされました。
この問題が表面化したことで、岸田文雄首相は安倍派所属の閣僚と副大臣の交代を計画していることを明らかにしました。
同時に、安倍派は2020年から2022年にかけて政治資金パーティーの収支報告書に不正があった疑いも浮上しています。
10億円を超える政治資金規正法違反の疑いが持たれ、東京地検特捜部は安倍派に対する強制捜査を計画しています。
今後、東京地検特捜部の捜査結果によっては、安倍派の幹部や議員の逮捕もあり得ます。
安倍派の政治資金の透明性や自民党の信頼性が問われる中、今後の展開が注目されています。
この問題が政治のあり方や規制についての議論を呼び起こすことは間違いありません。
自民党内の対応や、政治資金の適正な運用についての議論が今後も続くでしょう。